九州は、今週末は気温が大きく上がり、最高気温30度以上の真夏日となる所もあるため、熱中症に警戒が必要です。また、台風2号は、まだ南に遠く離れてはいますが、九州の太平洋側には、早くもきょう26日(金)からうねりが届き始め、今週末は次第に波が高くなってくる見込みです。台風2号は、来週初めに沖縄の南海上へ進んだあと、動きが遅くなり、影響が長引く恐れがあります。今後の台風2号の動きに注意が必要です。
●九州 今週末は真夏日の所も 熱中症に警戒
今週末、九州は日本の東に中心を持つ高気圧の周辺部にあたります。晴れる所が多いのですが、湿った南東の風が吹いて宮崎県など太平洋側の地域は雲が広がりやすくなり、雨が降る所もありそうです。
一方、九州山地の西側の地域は、南東風による山越えのフェーン現象が発生。強い日差しの影響もあって、最高気温30度以上の真夏日となる所もあるでしょう。
小学校や中学校などで、運動会が開催される所も多いため、熱中症には十分な注意・警戒が必要です。水筒を持ち歩いて喉が渇く前にこまめに水分補給し、汗をたくさんかいた場合は、適度な塩分も上手に補給するようにして下さい。
●台風2号の影響長引く恐れ 来週にかけて最新の情報に注意
26日(金)午前9時現在、台風2号は中心気圧905hPaの猛烈な勢力で、フィリピンの東海上を西へ進んでいます。台風2号は今後も勢力を維持して西よりに進み、週明けには非常に強い勢力で、沖縄県先島諸島の南海上へ北上してくる見込みです。
台風2号は、まだ九州から南に遠く離れてはいますが、早くもきょう26日(金)には、宮崎県など太平洋側の沿岸に台風2号からのうねりが届き始め、あす27日(土)以降、次第に波が高くなってくる見込みです。
台風2号は、来週初めに沖縄の南海上へ進んだあとは、動きが遅くなり、影響が長引く恐れがあります。九州付近に停滞する前線に向かって台風2号の湿った空気が流れ込み、雨量が多くなる恐れもあるため、来週にかけて最新の情報にご注意下さい。