あす15日、関東は大気の状態が不安定で午後は東京都心など平野部でも急な強い雨や雷雨に注意が必要です。3連休は晴れる所が多く、残暑が厳しいでしょう。来週後半は秋雨前線の影響で雨が降り、暑さは一旦収まりそうです。

●15日 関東平野部でも雨 都心でも雷雨の可能性

きょう(14日)は秋雨前線が日本海から北日本にのびています。
あす(15日)は前線が南下する見込みです。関東では南よりの風と東よりの風がぶつかり、雨雲が発達するでしょう。早い所では昼ごろから雨が降り始めそうです。大気の状態が不安定で、夜にかけては、局地的にカミナリを伴って激しく降るでしょう。
雨のエリアは北部や内陸に限らず、東京都心など南部の平野部でも雨や雷雨がありそうです。東京都心のポイント予報をみると、日中は晴れ間もありそうですが、午後になると雨が降りはじめるでしょう。雨は強弱を繰り返し、本降りの雨となる時間もあるため、外出の際は大きめの傘をお持ちください。

激しい雨が降ると、道路が川のようになることもあります。急な強い雨や落雷などに注意するとともに、車の運転なども十分お気をつけください。

●来週後半 秋雨前線の影響で雨

あさって土曜日(16日)は南部では日差しがあるでしょう。北部は雲が多く、雨の降る所がありそうです。日曜日(17日)から火曜日(19日)にかけては、緩やかに高気圧に覆われて、晴れ間が出るでしょう。3連休はお出かけやレジャーにもよいですが、日中は厳しい暑さが予想されますので、こまめな水分補給を心がけるなど、熱中症に十分注意をしてください。

ただ、水曜日(20日)になると、秋雨前線が南下する影響で次第に雨が降り、木曜日(21日)は広く雨となりそうです。前線が通過するタイミングで、ザッと雨の降り方が強まることもあるでしょう。前線の南下のタイミングは前後する可能性がありますので、日々の気象情報をご確認ください。

●暑さ一旦収まってもぶり返す

来週水曜日(20日)ごろにかけて、最高気温は33度前後でしょう。これは平年と比べると6℃~7℃くらい高い気温で、季節外れの暑さが続きます。
一方、秋雨前線が南下する来週木曜日(21日)は、前線の北側の秋の空気に包まれるでしょう。最高気温は26℃~28℃くらいの予想で、厳しい暑さは収まりそうです。金曜日(22日)と土曜日(23日)の最高気温は25℃~27℃くらいで、ほぼ平年並みの気温となるでしょう。

ただ、暑さが収まっても一時的です。来週日曜日(24日)以降は、35℃に迫るような暑さにはならないものの、30℃近くまで気温が上がり、暑さがぶり返すでしょう。
関東甲信地方には、きょう「高温に関する早期天候情報」が発表され、向こう2週間は高い気温が予想されています。また、きょう発表の1か月予報では、この先1か月の平均気温は平年より高い予想となっています。
この先も季節の進み方はゆっくりで、本格的な秋を感じられるのは、もう少し先となりそうです。