きょう16日(土)も、午前中から気温がグングン上昇中。午前11時にはすでに35℃近くまで上がっている所も。東京都心は30℃くらいまで上がっている中、湿度は約80パーセントと、かなり蒸し暑くなっています。名古屋では猛暑日の最も遅い記録をさらに更新する可能性があるなど、9月半ばとは思えない暑さでしょう。熱中症対策を万全に。

●厳しすぎる残暑 不快な蒸し暑さも

きょう16日(土)も、9月半ばとは思えない厳しい暑さです。本州付近は夏のような空気に包まれており、日差しの届いている所を中心に午前中から気温がグングン上昇しています。
午前11時までの最高気温は、静岡県浜松市(佐久間)34.4℃、富山県富山市34.3℃、岐阜県大垣市や福井県小浜市34.1℃など、すでに34℃を超えている所があります。

東京都心は午前11時現在の気温が29.4℃と、30℃近くまで上がっている中、湿度は78パーセントと、かなり蒸し暑くなっています。

●猛暑日の所も 湿度の高さにも注意

予想最高気温は、九州から関東甲信にかけての広い範囲で33℃前後で、35℃以上の猛暑日となる所があるでしょう。きのう過去最も遅い猛暑日となった名古屋は、きょうも35℃の予想で、猛暑日の最も遅い記録をさらに更新する可能性があります。また、関東地方は湿気がたっぷりで、午後も体にこたえる蒸し暑さが続くでしょう。

曇りや雨の東北も30℃前後まで上がる予想で、湿度が高く、蒸し暑さが続きそうです。

気温が極端に高くなくても、湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。屋外のレジャーや秋祭りでは、定期的に涼しい場所で休憩をとる、のどが渇いていなくても時間を決めて水分を摂る、うちわなどであおいで汗を蒸発させるなど、熱中症対策を万全にしてください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。