きょう11日は、冬型の気圧配置となり、北海道や東北の日本海側では雪が降っています。今朝は札幌や青森など初雪の便りが続々と届きましたが、午後は秋田県の太平山で初冠雪を観測しました。週明けにかけて寒気が流れ込み、日本海側は所々で雪が降るでしょう。

●秋田県の太平山で初冠雪

きょう11日は、冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込んでいます。北海道は雪が降り、平地でも積雪となっている所があります。東北でも雪が降り、山間部を中心に雪が積もりました。

今朝は札幌や青森など初雪の便りが続々と届きましたが、午後になり、秋田県の大平山では初冠雪を観測しました。平年より4日より遅く、昨年より7日遅い観測でした。

●寒気の流入続く

あす12日(日)以降も冬型の気圧配置が続き、14日(火)頃にかけて寒気が流れ込むでしょう。

北海道の日本海側は断続的に雪が降り、内陸部を中心にさらに積雪が増える予想です。東北も日本海側は雪が降り、山沿いを中心に雪が積もるでしょう。北陸も12日(日)夜から13日(月)頃にかけては山間部では雪となり積雪となる所がある見込みです。この先も冬の便りが続々と届きそうです。

シーズン初めての本格的な雪となっていますので、車の運転は冬の装備で、路面状況の変化にご注意ください。

●初冠雪とは

初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。

初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。

また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。

(なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)