あす(17日)は西日本から南西諸島にかけて黄砂の飛来が予想されます。11月に飛来すれば、2019年以来4年ぶりとなります。視程が悪くなったり、黄砂が付着したりするおそれがありますので、注意が必要です。

●17日 西日本~南西諸島で黄砂飛来予想

あす(17日)は、西日本から南西諸島の広い範囲で黄砂の飛来することが予想されます。
「黄砂解析予測図」をみると、あす午前9時には、九州から南西諸島で大陸からの黄砂が飛んでくる予想となっています。視程(水平方向で見通しの効く距離)が10キロメートル未満となりそうです。視程が5キロメートル未満となった場合には、交通に影響の出るおそれもありますので注意が必要です。

黄砂が飛来すれば、今年5月23日に、東京、広島、福岡、鹿児島で観測されて以来となります。
なお、11月に黄砂飛来となれば、2019年11月2日に福岡、大分、下関で観測されて以来、4年ぶりとなります。

屋外では、車などに黄砂が付着することも考えられます。
今夜(16日)からあすにかけては、広く雨が降るため、雨に交じって黄砂が降り、車などが汚れてしまう可能性があるほか、傘や衣服などにも付着してしまうおそれもあります。

また、黄砂対策として、マスクを着用することで、空中に飛来する黄砂を吸い込む量を減らすことが期待できます。

●黄砂が体に与える影響

環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。

① 黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。

② 黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。

③ 黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。