関東地方はこの先1週間は大体晴れますが、寒暖差に注意が必要です。週半ば頃まで高温傾向で、最高気温は東京都心など20℃以上に。次の週末は今季一番の寒気が入り、気温急降下。一気にお正月頃の寒さになるでしょう。
●週半ば頃まで高温傾向
関東地方は、この先1週間は、平野部では、おおむね晴れるでしょう。ただ、気温は大きく変化し、寒暖差が大きくなりそうです。
最高気温は24日(金)までは平年より高い日が多く、特に22日(水)から24日(金)は20℃以上の所が多くなるでしょう。日中は上着がいらいないくらいの暖かさになりそうです。24日(金)は冬型の気圧配置となるため、午後は関東地方も次第に北風が強まるでしょう。夜は風冷えとなりそうです。
●次の週末は気温が急降下
25日(土)には関東地方にも今シーズン一番の寒気が流れ込みます。上空1500メートル付近でマイナス0℃以下(降れば山で雪となる目安)の寒気が関東南部まですっぽり覆うでしょう。マイナス3℃以下の寒気が関東北部を覆い、マイナス6℃以下(降れば平地でも雪となる目安)の寒気が関東北部の一部に流れ込む予想です。
この寒気の影響で気温は急降下。最高気温は15℃に届かなくなるでしょう。東京都心は25日(土)は13℃と12月上旬並み、26日(日)は10℃と1月上旬並みになりそうです。日中もお正月頃の寒さになるでしょう。水戸市や宇都宮市など10℃に届かない所もありそうです。朝は冷えこみ、最低気温は東京都心でも5℃以下となるでしょう。関東北部では0℃くらいと氷が張るほどの冷え込みとなりそうです。
関東北部の山間部は雪が降り、積雪となる所もありますので、峠越えの車は冬の装備で、路面状況の変化にご注意ください。
この先も気温の変化が大きく、次の週末は一気に寒くなるでしょう。服装で上手に調節してください。
●暖冬予想も寒暖差に要注意
この冬は、寒気の南下が弱く、関東地方も「暖冬」予想となっています。冬の期間を通してみると、平年に比べ暖かい日が多い見込みですが、油断はできません。一時的に強い寒気が流れ込めば、気温は急降下し、寒暖差が大きくなるでしょう。
また、寒気の南下が弱いと、本州付近を低気圧が通りやすくなります。冬場に南岸低気圧がくると、関東の平野部にも時に積雪をもらたし、大きな影響を与えることがあります。
暖冬傾向でも体調管理と、雪には注意が必要です。