20日月曜の夕方から、「上弦の月」と「土星」が並んで輝く様子が見られます。天気は、太平洋側を中心に晴れるので、観察のチャンスです。ただ、日が暮れると、グッと冷えますので、暖かくして空を見上げてみてください。

●「上弦の月」が「土星」に共演

20日月曜の夕方からは、南の空に注目です。

日の入りの後には、南の空に「上弦の月」が夜空を照らし、そのすぐ近く左(東)上側には「土星」が輝くでしょう。土星の明るさは0.8等と、やや明るめなので、明るい星の少ない秋の夜空では目につきやすくなりそうです。

なお、20日月曜の「日の入りの時間」は、札幌では16時7分、東京では16時32分、大阪では16時51分、福岡では17時14分です。

なお、夜半前、西の空に沈む前にもう一度見て比べてみると、月と土星が夕方よりも近づいて見えるでしょう。さらにあす21日火曜は、月は土星の左(東)まで移動します。(国立天文台HP参照)

月と土星が寄り添う姿は、肉眼でも十分に楽しめます。秋の夜長に、ぜひ、夜空を眺めてみてください。

●気になる天気は?

20日月曜夜の天気ですが、北海道や東北は、太平洋側では晴れるでしょう。日本海側は、はじめ雪や雨の降る所がありますが、天気はゆっくり回復へ向かう見込みです。

一方、関東から九州、沖縄では、広い範囲で晴れる見込みです。雲に邪魔されずに、月と土星を見られる所が多くなりそうです。

ただ、良く晴れる所ほど、放射冷却現象が強まるため、日が暮れるとグッと冷えます。東京では、夜は10℃前後まで気温が下がる予想です。夜空を眺める際は、体を冷やさないよう、暖かい服装を心がけてください。