12月スタートの明日は、晴れる地域も空気がヒンヤリ。その先もしばらく寒さが続く。5日は低気圧が通過し、関東をはじめ太平洋側で冷たい雨に。7日頃は気温がグンと上昇。

●冬型の気圧配置が緩む 5日は低気圧に伴う雨雲広がる

この先一週間は、高気圧と低気圧が交互に通過します。

12月スタートの明日(金)は、冬型の気圧配置が次第に緩むでしょう。晴れる所が多く、北海道や東北の雪や吹雪も午後には落ち着いてきます。ただ、気圧の谷が通るため、北陸から山陰は大気の状態が不安定。落雷や突風、急に強まる雨に注意が必要です。
2日(土)と3日(日)は、関東から九州は広く晴れ。まだ紅葉が見頃の所も多く、紅葉狩りなど屋外のレジャーに良さそうです。北陸と東北(日本海側中心)は、上空の寒気や低気圧の影響で雨や湿った雪が降ったりやんだり。局地的に雷を伴い、降り方が強まるでしょう。北海道は雲の間から日が差す見込みです。
4日(月)は、高気圧に覆われ、ほぼ全国で晴れるでしょう。
それも束の間、5日(火)は低気圧が本州付近を通過。大阪や名古屋、東京をはじめ、西日本の太平洋側や東海から関東にかけて広い範囲で冷たい雨となり、強く降ることもありそうです。低気圧の発達の度合いによっては、沿岸部を中心に風も強まって、横なぐりの雨となるでしょう。関東甲信の標高の高い山や峠では湿った雪が降って、路面状況が悪化する所もありそうです。なお、新潟や仙台など晴れマークの所でも、雨の降る時間があるでしょう。
6日(水)は低気圧の雨雲が離れていきますが、7日(木)は別の低気圧が日本海へ。この低気圧に向かうように南風が吹き、所々に雨雲がかかるでしょう。

●この先も寒暖差大 服装選びは慎重に

しばらくは、気温が平年並みか低いでしょう。特に、1日(金)は関東以西も冷たい空気に覆われ、昼間も厚手の上着が活躍しそうです。札幌をはじめ北海道は真冬日(一日中0℃に届かない)の所が多いでしょう。
5日(火)は、西日本から東日本の太平洋側では日中も10℃くらいの予想。雨や風の冷たさが加わり、体感温度はさらに下がるでしょう。
その先は、気温が上昇。7日(木)の最高気温は全国的に平年を上回り、北海道も広く10℃を超える見込みです。東京都心を含め、関東や東海、西日本にかけて、20℃前後まで上がる所もあるでしょう。

季節が行ったり来たりで、体に負担がかかりそうです。日々の服装選びは、慎重になさってください。