関東周辺では、すでに広範囲で雪が降っており、東京都心でも1センチの積雪となっています。雪のピークはこのあと今夜にかけてで、今雪が積もっていない場所でも、積雪や路面の凍結する恐れがあります。これから暗くなり、移動は危険を伴いますので、最新の注意を払いましょう。

●1都6県に大雪警報

5日16時半現在、東京都多摩西部と八王子市、神奈川県と山梨県の全域、千葉県の東葛飾地区、群馬県のほぼ全域、茨城県県北地域、長野県の広い範囲に大雪警報が発表されています。時間とともに、発表地域が増えてきています。

東京23区では、12時間降雪の深さが5センチで「大雪注意報」、12時間降雪の深さが10センチで「大雪警報」が発表されます。

●予想される降雪量

これから明日6日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
関東地方北部の山地 40センチ
関東地方北部の平地 15センチ
箱根から多摩や秩父 30センチ
関東地方南部の平地 15センチ
甲信地方      30センチ

そのほか、
岐阜県の山地    30センチ
岐阜県の平地    20センチ
静岡県の山地    15センチ
静岡県の平地     5センチ
などとなっています。

予想より気温が低くなった場合には、山沿いを中心に、平地でも大雪警報の範囲がさらに広がる可能性があります。今後の最新の情報に十分ご注意ください。

●雪道では両手をあけて「ペンギン歩き」

雪が積もった後は、いつも通る道路でも、普段とは状態が違います。歩き方には次のような注意が必要です。

(1)寒いからといって、手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
(2)荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがが防げます。
(3)もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
(4)洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
(5)歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。