今日7日の近畿地方は、北部を中心に雨や雪が降りやすく、冬の寒さが続く見込みです。来週は一転して高温傾向が続き、14日(水)は各地で4月並みの暖かさとなりそうです。気温の上昇に伴って、来週は本格的なスギ花粉の飛散シーズンに突入するでしょう。

●今日は北部を中心に雨や雪 この時期らしい寒さ続く

今日7日は冬型の気圧配置が続く見込みです。北寄りの冷たい風が吹き、この風に乗って日本海から雨や雪を降らせる雲が流れ込むでしょう。近畿北部では雨や雪が降りやすく、日差しが届く近畿中部でも、にわか雨やにわか雪の所がありそうです。
日中の最高気温は7℃から10℃の所が多く、この時期らしい空気の冷たさが続くでしょう。

●来週はサクラが咲くころの暖かさ 花粉も本格飛散か

明日8日から来週13日(火)ごろまでは、晴れる日が多くなるでしょう。10日(土)からの三連休もまずまずの行楽日和となりそうですが、日曜日は急な雨に注意が必要です。明日8日からは、日中は10℃を上回る所が多くなるでしょう。日なたではぬくもりを感じられそうです。
来週はさらに気温が高くなり、14日(水)の日中は各地で4月並みと、季節外れの暖かさになるでしょう。この気温の上昇によって、スギ花粉の飛散がいよいよ本格化しそうです。

●花粉が飛びやすい気象条件とは?

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

高温傾向は、来週後半にかけてもしばらく続く見込みです。花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。