10日(土)からの3連休は、北陸など日本海側では所々で雨や雪が降るでしょう。太平洋側は晴れて、日ごとに気温が上がりそうです。3連休明けは最高気温が15℃を超える所もあり、春本番の陽気になるでしょう。関東などでもスギ花粉シーズンが到来する可能性があります。

●3連休 北陸など日本海側で雨や雪 太平洋側は晴れ

明日8日(木)は北陸など日本海側を中心に雲が多く、所々で雨や雪が降るでしょう。北陸ではカミナリを伴って、雨や雪の降り方が強まることもありそうです。
太平洋側は日差しが届いて、最高気温は10℃を超える所もあるでしょう。関東で雪がまだ残っている所も、だんだんと溶けてきそうです。ただ、朝は冷えるため、引き続き路面の凍結にご注意ください。

明後日9日(金)は日本海側の天気が回復して、北陸でも日差しが戻るでしょう。

10日(土)からの3連休は、北陸から北海道の日本海側は所々で雨や雪が降りそうです。太平洋側は大体晴れますが、関東から九州では雨が降る所があるでしょう。お出かけには雨具があると安心です。

最高気温は12℃から13℃くらいまで上がる所もあり、春のような陽気になるでしょう。朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、服装でうまく調節してください。

●3連休明け 晴れて気温上昇 春本番の暖かさ

3連休明け13日(火)と14日(水)は高気圧に広く覆われて、晴れる所が多いでしょう。ただ、九州から近畿は湿った空気の影響で、雨の降る時間がありそうです。

13日(火)は、北陸から北海道でも3月並みの気温になるでしょう。14日(水)は気温がさらに上がって、関東から九州では20℃近くまで上がる所もありそうです。春本番の暖かさになりますので、積雪の多い地域では、なだれや屋根から落ちる雪にご注意ください。

●花粉が一気に飛散か 早めの花粉対策を

九州では、長崎県と福岡県ですでにスギ花粉の「飛散開始」が報告されていて、これから本格的な花粉シーズンが始まります。

この先はまだ「少ない」ですが、日ごとに気温が上がっていきます。特に、3連休明けは春本番の暖かさになりそうです。福岡では13日(水)に「やや多い」が予想されています。関東など飛散が開始していない地域でも、飛散開始になる可能性があります。お出かけの際は、マスクをするなど花粉対策を行った方が良さそうです。

※「花粉の飛散開始日」とは、1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。東京都内では「飛散開始」の基準には達していませんが、わずかな花粉が飛び始めています。

●外出時のオススメの花粉対策

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。