今日9日も関東から九州はスギ花粉が少ないながら飛ぶでしょう。敏感な方は対策を。来週は春本番の暖かさで、本格的な飛散となりそうです。東京は花粉の飛散量が多くなるでしょう。

●少ないながらも飛ぶ 敏感な方は対策を

今日9日は、太平洋側を中心に晴れて、日中は日差しが暖かいでしょう。

関東から九州では、スギ花粉が少ないながらも飛ぶ予想です。花粉に敏感な方はマスクなどで対策をしておくと安心です。

●来週は春本番の陽気 本格的な飛散へ

来週は気温が上昇し、14日(水)から15日(木)頃を中心に春本番の暖かさになるでしょう。東京都心の最高気温は20℃近くまで上がりそうです。また、15日(木)は南風が強まり、春一番が吹く可能性があります。

暖かさとともに本格的な花粉シーズンになるでしょう。仙台でも12日(月)からは、わずかながら花粉が飛び始めそうです。関東以西では本格的な飛散となるでしょう。スギ花粉の飛散量は、東京では13日(火)はやや多い、14日(水)から15日(木)は多い予想です。福岡も14日(水)はやや多い見込みです。花粉症の方は、マスクなどでしっかりと対策をした方が良いでしょう。

●ピークはいつから?

スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は、福岡・高松・東京は2月下旬から、広島・大阪・名古屋・金沢・仙台は3月上旬からとなるでしょう。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。

春一番が吹くような、風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることも考えられます。ピークを迎える前から、万全な花粉対策を心がけるとよいでしょう。

●花粉が飛びやすい条件

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。