今日12日の関東地方は、朝にかけて多摩地方の山地と秩父地方では大雪になる所がありそう。日中は天気が回復して、気温上昇。雪が残る所では、路面の凍結にご注意を。

●山沿いを中心に大雪に注意

関東地方は、今朝(12日)にかけても上空に強い寒気が流れ込んでいて、山沿いでは大雪になっている所があります。このあと昼前までは、所々で雪や雨が降り、平野部でも積雪となる所があるでしょう。

明日13日午前6時までの24時間降雪量(多い所)は、関東北部の山地・平地、関東南部の平地で1センチ、箱根から多摩地方や秩父地方にかけては2センチとなっています。

多摩地方の山地と秩父地方では、このあと午前9時頃までは、大雪による交通への影響や路面の凍結にご注意ください。また沿岸部と伊豆諸島は、昼前にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、ひょうに注意が必要です。

●日中は広く晴れ

沿岸部は、昼頃まで雨や雷雨の所がありますが、日中は天気が回復するでしょう。最高気温は昨日11日と同じくらいで、12℃前後まで上がる所が多い見込みです。日差しの温もりを感じられるでしょう。

雪が降った所では、日陰などは雪が解けずに残り、夜の冷え込みで再び凍結する恐れがあります。足元には十分ご注意ください。

●路面の凍結 特に注意すべき所は

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので凍結しやすくなります。特にふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分スピードを落として運転しましょう。

(3)交差点やカーブも、近づく前に十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったままブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってからアクセルを踏みましょう。

(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。