週明けにかけては東日本や東北を中心に、急な雨に注意が必要です。また、沖縄では梅雨前線の活動が活発化する可能性があります。
●寒冷渦が通過
上空に強い寒気を伴った低気圧が3日(月)にかけて、本州付近を通過します。いわゆる「寒冷渦」と呼ばれるもので、この低気圧の周辺では大気の状態が不安定となります。
この影響で、東日本から東北では3日(月)にかけて不安定な天気となり、雨雲や雷雲が発達しやすい状況になる見込みです。局地的に急に激しい雨や雷雨となり、降り方によっては大雨となるおそれがあります。
日差しが出ても天気が急に変わる可能性があり、空の様子や雨雲の動きに注意が必要です。
●先島諸島は大雨のおそれ
沖縄付近には週明けにかけて梅雨前線が停滞します。特に、2日(日)~3日(月)は梅雨前線の活動が活発となり、大雨となるおそれがあります。
これは、まもなく台風2号から変わる熱帯低気圧の周辺にある湿った空気が、梅雨前線に向かって流れ込んで前線活動を活発化させるためです。
沖縄では先島諸島を中心に、雷を伴った激しい雨が長時間続くおそれがあり、今後の梅雨前線の動き方に警戒が必要です。
●極端な暑さはない
気温はこの先、全国的に平年並みか高めで推移する見込みです。西日本などでは晴れる日が多く、この時期らしく汗ばむ陽気となる日が多い予想です。
極端な暑さはないものの、まだ体が本格的な暑さに慣れていない時期です。水分補給をこまめに行うなど、熱中症に気を付けた方が良さそうです。