今朝(2日)も九州や中国地方を中心に活発な雨雲がかかり、局地的に激しい雨が降りました。引き続き、九州や中国地方など西日本を中心に、大雨による土砂災害や道路の冠水などに警戒をしてください。
●九州などに活発な雨雲 激しい雨も
今日2日も西日本から東日本に梅雨前線が停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっています。
今朝(2日)は九州から中国地方にかけて雨雲が発達しており、午前8時現在、1時間雨量の最大値は、佐賀県唐津市で40.5ミリ(午前6時58分まで)、長崎県松浦市で37.0ミリ(6時21分まで)、山口県下関市豊田で34.0ミリ(7時44分まで)などと、バケツをひっくり返したような激しい雨が降りました。
また、大分県日田市では、24時間降水量の最大値が206.5ミリと、平年7月ひと月分の雨量の半分以上の雨が一気に降り、大雨となっています。
●さらに雨量増える所も 土砂災害に引き続き警戒
今日2日は、九州は昼頃にかけて雨、中国地方や近畿は日中いっぱい雨で、局地的に激しく降るでしょう。夜になると、梅雨前線が北上し、北陸に活発な雨雲がかかってきそうです。
明日3日午前6時にかけて予想される24時間の降水量は、中国地方は100ミリ、北陸地方、近畿地方、九州北部地方で60ミリ、東海地方、四国地方で50ミリの予想です。これまでの雨に加えてさらに雨量が多くなる所もあり、地盤が緩んでいる所もあります。
昨日1日は福岡県や広島県などで土砂崩れや冠水などが発生しました。今日2日午前9時現在、福岡県に土砂災害警戒情報が発表されています。引き続き、土砂災害や河川の増水、氾濫などに厳重に警戒をしてください。