気象庁は今日4日、最新の1か月予報を発表しました。7月中旬ごろにかけて日本海側を中心に降水量が多い予想で、梅雨末期の大雨に注意が必要です。一方、気温は全国的に高いため、熱中症対策は万全にしてください。

●日本海側を中心に雨が多い 梅雨末期の大雨に注意

気象庁は今日(4日)最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先、北日本から西日本にかけては、前線や低気圧の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は、日本海側の地域では「多い」予想で、太平洋側の地域でも「平年並みか多い」予想です。また、日照時間は北日本と東日本、西日本の日本海側では「平年並みか少ない」予想となっています。
梅雨末期には、前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、大雨となる可能性があります。特に、普段雨の量がそれほど多くない日本海側の地域や、今年1月の能登半島地震で地盤が緩んでいる所では、大雨に対する一層の注意や備えが必要です。

ただ、7月後半になると太平洋高気圧が勢力を強める予想で、東日本と西日本は晴れる日が多くなりそうです。北日本は平年と同様、曇りや雨の日が多い予想です。

一方、沖縄・奄美は、夏空が続き、降水量は「平年並みか少ない」予想です。

●日本気象協会発表 2024年梅雨明け予想

日本気象協会は今日(4日)、2回目の「2024年梅雨明け予想」を発表しました。
今年は今月20日ごろから順次梅雨明けしていく予想で、九州南部から東北南部にかけては、「平年並み」か「平年より遅い」予想。東北北部は「平年より早い」予想です。

今月後半には太平洋高気圧が西日本・東日本に張り出すとみられます。20日ごろに気圧の谷の影響で、九州から北海道まで広く雨が降る予想で、その雨の後、20日~22日ごろにかけてが、各地で梅雨明けのタイミングとなりそうです。
ただ、東北北部の梅雨明けは、次の雨の後、25日ごろとなるでしょう。

●全国的に高温傾向 熱中症対策を万全に

この先、1か月の気温は、全国的に高い傾向です。
今月中旬ごろにかけては、特に高い予想となっています。梅雨明けしていない地域では、湿度が高く、厳しい暑さが続くでしょう。
北海道日本海側と太平洋側、東北、九州南部、奄美地方、沖縄地方には「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、7月10日ごろからかなりの高温が予想されています。10年に一度レベルの高温で、熱中症とともに農作物の管理などにも注意が必要です。

また、梅雨明けが見込まれる今月後半以降も、本格的な夏を迎えますが、今年はラニーニャ現象が発生する可能性が高くなっていて、猛暑となる可能性が一層高まります。危険な暑さの日が続出するおそれもありますので、熱中症に警戒が必要です。
日々の気温だけでなく、「暑さ指数」も参考に、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。