台風17号に続き、今後新たな台風が発生する見込みです。来週10月に入ると2つの台風は関東や沖縄に接近する予想です。最新の台風情報を確認するとともに早めに備えをしてください。

●台風17号は関東や東北から北海道の太平洋側に接近へ

9月終盤に入りましたが、台風シーズンはまだ終わりそうにありません。昨日27日(金)に台風17号がマリアナ諸島で発生しましたが、今後24時間以内に新たな台風が発生する見込みです。2つの台風は来週10月早々に日本に影響をおよぼす予想です。最新の台風情報を確認しつつ、早めに台風への備えを整えてください。

台風17号は、今日28日(土)3時現在、マリアナ諸島を西よりに進んでいます。今後は発達しながら北よりに進路をかえて、10月1日(火)から2日(水)ごろに関東に接近し、その後は三陸沖を北上する見込みです。関東や東北から北海道の太平洋側は、雨や風が強まり、海上では波が高まる恐れがあります。小笠原諸島など早い所では、この土日から影響を受けますが、早めの台風の準備を進めてください。

●新たな台風発生 沖縄に接近

また、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、今後24時間以内に台風に発達する見込みです。発生すれば今月8個目(9月平均5.0個)となります。新たな台風は発達しながら北上し、来月3日(木)ごろに沖縄本島地方に近づく予想です。比較的動きが遅く、雨や強風、高波などの影響が長引く恐れもあります。

その後は九州に接近する予想もあり、台風周辺の湿った空気の影響で西日本や東日本の太平洋側を中心に大雨になる可能性もあります。2つの台風の進路には十分に注意してください。

●台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。

1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。

2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。

3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。