日本列島には2つの台風があり、小笠原諸島付近の台風17号は、明日10月1日(火)帰宅時間帯に最も関東の陸地に近づく見込みです。陸地からは離れて通りますが、千葉や茨城など沿岸部を中心に強風や高波、急な雨に注意が必要です。

●台風17号 小笠原に最接近 明日1日(火)午前に伊豆諸島へ

台風17号は、30日正午現在、父島の西南西にあって、1時間に15キロの速さで北へ進んでいます。小笠原諸島に最も接近しているとみられ、父島では昼過ぎに最大瞬間風速26.0m/sと、風に向かって歩けないくらいの強風を観測しました。小笠原諸島では、今日30日(月)いっぱいは、強風やうねりを伴った高波、局地的な雨による土砂災害に注意・警戒が必要です。

台風17号は、その後、さらに北上。明日10月1日(火)午前に伊豆諸島に接近し、関東沖を北上する見込みです。北緯30度を超えるあたりから上空の強い風にのるため東よりに向きを変えスピードアップ。関東や東北の陸地からは離れて通る予想です。

台風の接近に伴い、伊豆諸島では明日10月1日(火)にかけて大気の状態が不安定。雷を伴い激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。10月1日昼までの24時間雨量は、伊豆諸島の多い所で80ミリの予想です。伊豆諸島では明日10月1日(火)にかけて、土砂災害やうねりを伴った高波に注意・警戒が必要です。

●関東 明日1日(火)の帰宅時間帯に最も近づく

台風17号は、関東の陸地からは離れて通る予想ですが、最も近づくのは明日1日(火)帰宅時間帯です。海上を中心に強風や高波に注意が必要です。むやみに海岸へは近づかないようにしましょう。発達した雨雲は海上が中心ですが、千葉県や茨城県など沿岸部の一部には雨雲がかかる所がありそうです。大気の状態が不安定なため、局地的に強まる雨に注意が必要です。

●10月スタート 内陸部では真夏日も

昨日29日(日)、今日30日(月)と、関東地方は北東からの涼しい風が入り、雲が広がりやすく「どんより・ヒンヤリ」となっています。14時までの最高気温は、東京都心で25.3℃、その他の各地も25℃前後となっています。これで平年並みですが、朝晩は羽織る物がないとヒンヤリ感じられます。

明日1日(火)も、東京都心などで南部では最高気温は26℃くらいですが、内陸では日差しがでて、30℃くらいまで上がる所もあるでしょう。

明後日2日(水)は一転、関東各地で晴れて、最高気温30℃以上の真夏日続出となるでしょう。今週末は曇りや雨でも30℃くらいまで上がり、かなり蒸し暑くなりそうです。まだ半袖は残しておき、重ね着などで上手く調節しましょう。