厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第46週(11月11日から11月17日まで)の定点あたり報告数は、前週より更に増加しています。晴れると空気が乾燥しますし、気温の変化も大きくなるため、体調管理に注意が必要です。

●インフルエンザ定点あたり報告数 増加中

22日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第46週(11月11日から11月17日まで)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「9,309」と、前週の「5,252」より多くなりました。

定点あたり報告数も「1.88」と、前週の「1.06」から大幅に増えています。

厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。

●この先1週間 晴れる日は空気乾燥 気温の変化も大きい

週間予報を見ますと、23日(土)と24日(日)は、太平洋側を中心に晴れるでしょう。25日(月)は、札幌など日本海側でも、晴れてくる見込みです。晴れる日が続くことで、空気がどんどん乾燥しそうです。

また、良く晴れる日は、朝晩と日中の「気温差」が大きくなるでしょう。体調管理に、注意が必要です。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。