今日26日(火)は、発達する低気圧の影響で、西日本を中心に風が強まり、非常に強い風の吹いた所もありました。このあと荒天のエリアは東へ移り、関東でも今夜は雨と風が強まる見込みです。また、北海道では今夜から明日27日(水)未明にかけて、暴風に警戒が必要です。

●西日本中心に非常に強い風を観測

発達しながら東進する低気圧や前線の影響で、今日26日(火)は、西日本を中心に風が強まりました。最大瞬間風速は、伊方町(愛媛)で31.0m/sを観測し、11月として1位の値を更新しました。また、敦賀市(福井)で28.1m/s、対馬市厳原(長崎)で25.5m/sを観測するなど、各地で荒れた天気となりました。

●今日26日夜は関東で荒れた天気 北海道は暴風警戒

この後、荒れた天気のエリアは東へ移り、関東でも今日26日(火)の夜は次第に風が強まるでしょう。横殴りの雨となるため、早めの帰宅が安全です。

北海道では、今夜から明日27日(水)未明にかけて、非常に強い風の吹くおそれがあります。最大瞬間風速は30~35m/s、最大風速は16~20m/sと予想されています。今夜は暴風に警戒してください。

また、明日は、対馬海峡や九州の西の海上で、再び風が強まる見込みです。最大瞬間風速は30m/s、最大風速は20m/sと予想されています。明日昼前から夜遅くにかけて暴風に警戒が必要です。

●非常に強い風とは

非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。