発達中の低気圧が北海道付近を通過している影響で、今日(1日)の道内は道南方面を中心に雨が降り、広く風も強まっています。今後も今日夜遅くにかけて暴風や高波に、夕方までは大雨による土砂災害や河川の増水、高潮に警戒してください。
●今夜遅くまで暴風や高波に警戒 大雨による土砂災害などに十分注意を
今日(1日)の北海道付近は発達する低気圧が通過している影響でほぼ全道で雨が降り、風が強まっています。今日正午までの24時間雨量は函館市川汲で105.0mm、北斗で103.5mm、函館市戸井泊で94.0mmと、道南の函館市周辺で100mm前後の大雨となっており、函館市には一時土砂災害警戒情報が発表されました。また、北または東よりの風も全道的に強まり、えりも岬では今日09時過ぎに最大瞬間風速49.1メートルの猛烈な風を観測しました。えりも岬では統計史上1位の記録を更新し、道内全体でも史上5番目の暴風となりました。
道内では太平洋側を中心とした広い範囲に暴風や波浪、道東の沿岸には高潮、釧路地方などには大雨や洪水の警報が発表されています。今後も今日夜遅くにかけて暴風や高波に、夕方までは大雨による土砂災害や河川の増水、高潮に警戒してください。
●明日(2日)から明後日(3日)も天気ぐずつく 日本海側北部では降雪も
今日(1日)北海道付近を通過する低気圧は今夜には千島近海に達し、明日(2日)には次第に東に離れる見込みです。一方、上空の気圧の谷が西から近づくに伴い、明日は早くも次の低気圧が朝には道南付近に達し、明日夜にかけて北海道の南岸を東進するでしょう。この影響で明日は道北や道央、道南方面では午前を中心に、道東方面では午後に広く雨が降る見込みです。明後日(3日)も低気圧を含む気圧の谷の影響で道南方面や道東方面などで雨の降る所があるでしょう。なお、明日から明後日にかけては上空に寒気が入る影響で、峠付近や道北の平地などで雪の降る所もありそうです。
明後日にかけて3連休の方も多いかと思いますが、道内は雨の降りやすい、あいにくの天気となりそうです。外出には雨具を持たれる方がよさそうですし、車で峠越えなどをされる方は冬の装備が必須となるでしょう。












