今日3日(月:文化の日)は、日本海側で雨や雷雨。東北や北陸では短時間に激しく降る所も。道路の冠水や土砂災害、竜巻などの激しい突風に注意。山沿いでは雪の降る所もあるため、峠道の運転は冬の装備を。太平洋側も急な雨に注意。全国的に北風がヒンヤリ。暖かい服装で。

●東北・北陸は激しい雷雨 道路の冠水など注意

今日3日(月・祝)は、低気圧が日本海を東へ進み、一時的に西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

北海道から九州北部にかけて、日本海側は雨や雷雨の所が多いでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨にご注意ください。特に、東北と北陸では、短い時間に雷を伴って激しく降る所もありそうです。道路の冠水や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分ご注意ください。
(明日4日(火)6時までに予想される24時間降水量、多い所)
東北日本海側 40㍉
北陸:新潟100㍉、富山・石川・福井60㍉

強い寒気の影響で、北陸や関東甲信の山沿いでは雪の降る所もあるでしょう。車で峠道を運転される際は、冬の装備で、いつもより慎重な運転を心がけてください。

太平洋側は、広い範囲で晴れる見込みです。ただ、東北から近畿にかけて、日中はにわか雨の可能性があります。お出かけの際は、折りたたみの傘があると安心です。

●峠越えは冬の装備で 冬道運転のポイントは「ふゆとじこ」

この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。

(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。

(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。

(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。

(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。

(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。

5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。

●北風ヒンヤリ 暖かい服装で

予想最高気温は、昨日2日(日)より低く、11月中旬並みの所が多いでしょう。関東から西では、20℃に届かない所がほとんどです。全国的に北より風が吹くため、実際の気温より肌寒く感じられそうです。昨日2日(日)より暖かい服装で、体調を崩さないようにお気をつけください。

特に、北陸は日中にかけてほとんど気温が上がらず、新潟市と金沢市は13℃と、11月下旬から12月上旬並みでしょう。断続的に雨が降り、北風が強いため、雨や風を通しにくいコートで、マフラーなどで首元を暖かくしてお過ごしください。