今日3日(月・祝)は、日本海側で雨や雷雨の所が多く、局地的に降り方が強くなっています。午後も北陸を中心に大気の状態が不安定で、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。山沿いでは雪の降る所もあるため、路面状況の変化にご注意ください。

●北陸を中心に不安定 落雷・竜巻などの激しい突風に注意

今日3日(月・祝)は、日本海の低気圧や寒気の影響で、日本海側では広い範囲で雨が降っていて、北陸や山陰など雷雨の所もあります。最大1時間降水量は、福井県今庄で18.5㍉(~3:42)、岩手県種市で15.0㍉(~7:40)、秋田市で13.0㍉(~5:04)などとなっています。(数値はいずれも速報値)

このあと、低気圧が日本海を東へ進み、一時的に冬型の気圧配置になるでしょう。この時期としては強い寒気の影響で、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。日本海側では、午後も落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、短時間の強い雨による道路の冠水などご注意ください。

特に、北陸は夜にかけて断続的に雨や雷雨で、新潟県など大雨のおそれがあります。これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

●大雨で注意が必要な場所

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。