気象庁は昨日1月1日に最新の1か月予報を発表しました。強い寒気がたびたび南下するため、厳しい寒さとなるでしょう。寒中に入り、一年で最も寒い時期となります。万全の寒さ対策をしてお過ごしください。また、北陸や東北から北海道の日本海側で大雪になる日もある見込みです。

●数値予報モデルによる予測結果

気象庁は昨日1月1日に、この先の1か月予報を発表しました。

1か月平均の海面気圧(左図)は、日本列島は西高東低の冬型の気圧配置になる日が多いことを示しています。北日本から東日本を中心に気圧が平年より低く、たびたび低気圧が通過する見通しです。この時期に低気圧が通過すると、雪が強まることがあります。一方、東シナ海から南西諸島や本州の太平洋側にかけては、高気圧が張り出し、高気圧に覆われる時期があるでしょう。

上空約1500mの気温(右図)は、強い寒気が南下することがあるため、南の地域ほど平年に比べ気温が低くなる傾向となっています。沖縄・奄美付近では平年を下回る青色に覆われています。週ごとに見ていくと、1週目が北日本や沖縄・奄美を中心に平年より低い見込みです。2週目は沖縄・奄美で大陸からの寒気の影響を受けるでしょう。3週目~4週目になると、この時期らしい寒気の影響を受けそうです。1年でも最も寒い時期に入るため、平年並みの寒さということは、厳しい寒さとなると言えるでしょう。

●日本海側は大雪に太平洋側は空気の乾燥に注意

この先の気温は向こう1か月(1月3日~30日)でみると、北日本・東日本・西日本で「ほぼ平年並み」。沖縄・奄美で「平年より低い」予想です。週ごとにみると、1週目(1月3日~9日)では、北日本と沖縄・奄美で平年より低く、東日本と西日本は平年並みでしょう。2週目(1月10日~16日)は、北日本・東日本・西日本で平年並み、沖縄・奄美は平年並みか低い予想です。3週目~4週目(1月17日~30日)にかけては、各地域でほぼ平年並みの予想です。北日本では一日を通して気温が0℃未満の真冬日の日もあり、東日本や西日本の市街地でも朝は0℃を下回ることもあるでしょう。本格的な受験シーズンにも入ります。寒さで体調を崩さないように万全の寒さ対策をしてお過ごしください。また、外と室内や室内の中でも浴室とリビングとの気温差が大きくなります。ヒートショックにもご注意ください。

降水量は、北日本で平年並みか多く、東日本の日本海側で多い予想です。冬型の気圧配置になることが多いため、これらの地域では雪や雨が降ることが多くなりそうです。大雪による交通機関の乱れ、屋根からの落雪などに注意が必要です。東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美では、「並みか少ない」か「少ない」見込みです。太平洋側はもともと降水が少ない時季ではありますが、それより少なくなる可能性があります。空気が乾燥するため、火の取り扱いや感染症などのリスクが増えることもあります。十分にご注意ください。

日照時間は、沖縄・奄美と西日本、東日本の太平洋側は「平年並みか多い」または「平年より多い」予想です。ただ、雪や雨が全く降らないということではありません。強い寒気が流れ込んだ時などは雪が積もることもあるでしょう。東日本の日本海側、北日本の日本海側では平年並みか少ない予想です。このことからも寒気の影響を受けやすいと言えます。北日本の太平洋側は平年並みでしょう。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・東海・北陸地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

●ヒートショックを防ぐ4つのポイント

冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントを覚えておいてください。
① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。
② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。
③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。
④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。