今日31日(火)は東北から九州・沖縄の広い範囲で雨が降り、3月は少雨傾向が続いていた太平洋側でもこれまでと比べると降水量が増えた所が多くなりました。東京では5か月ぶりに降水量が100ミリを超えて、空気の乾燥状態は解消しています。ただ、愛知県など東海地方を中心に渇水状態が続いている地域もあります。今後、恵みの雨は期待できるのでしょうか?

●3月の降水量広く増加もダムの貯水率は少ない状態続く

昨年(2025年)11月中旬から、東京を含む東日本の太平洋側や西日本を中心に少雨状態が続いていました。3月は一転、たびたび低気圧や前線の影響を受けて、少雨傾向が続いていた太平洋側でも周期的に雨が降っています。

今月3月1日~昨日30日までの降水量の平年比は、関東や九州を中心に水色の表示、平年を上回った地点が見られます。東京の降水量は110.0ミリと、5か月ぶりに100ミリを超えて、平年比102%でした。空気の乾燥状態は解消しています。

ただ、愛知県など東海地方では平年比70%前後にとどまっている所が多くなっています。昨日30日(月)現在、豊川水系宇連ダムの貯水率は未だ0.5%。豊川用水全体でも7.7%です。
また、三重用水でも貯水率が少ない状態が続いており、今日31日(火)から節水率を引き上げるとしています。各地で、深刻な水不足が続いています。

●今後4月~6月の降水量は平年並みか多い

向こう3か月の降水量は、北日本から西日本で平年並みか多くなっています。

特に4月は前線や低気圧の影響を受けやすく、東日本と西日本の降水量は平年並みか多い予想です。渇水状態の地域でも幾分空気が潤い、農作物にとって恵みの雨が期待できそうです。ただ、一気に水不足を解消するほどの大雨や長雨になるわけではないため、節水への心がけが肝心です。

●家庭でできる節水の方法とは?

限られた水資源を大切に使うため、普段から節水を意識した生活を心がけましょう。毎日の生活の中でできる節水方法の一例は以下の通りです。

① 歯磨きはコップを使うようにしましょう。
30秒間、水を出しっぱなしにすると、約6リットルもの水を使います。コップに水を汲んで、口をゆすぐようにしましょう。

② シャワーの水は流したままにせず、こまめに止めるようにしましょう。
シャワーを1分間、流しっぱなしにすると約12リットルの水を消費してしまいます。また、浴槽の残り湯を洗濯や掃除に再利用しましょう。一般家庭での残り湯は約180リットルです。洗濯やふき掃除、植木の水やり、まき水などに利用できます。

③ 使用した食器は溜めた水につけ、油汚れの目立つものは、紙で油分を拭き取ってから洗うようにしましょう。汚れが落ちやすくなり、水を節約することができます。また、食器洗い中はこまめに水を止めましょう

④ 洗車はバケツに水を汲んで行いましょう。
流しっぱなしに比べて、バケツに汲むと約60リットルの節水となります。