新年度(4月)は、大きな地震や山林火災が相次ぎました。5月スタートは関東~北海道にかけて大雨や強風に注意が必要です。各地の注意・警戒時間帯をまとめました。
●ここ1か月の地震 最大震度5弱以上が5回
新年度に入り、各地で強い揺れが相次いでいます。
新年度スタートの4月1日(水)は、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、栃木県真岡市で最大震度5弱を観測しました。
18日(土)は長野県北部を震源とするマグニチュード5.0とマグニチュード5.1の地震が立て続けに発生しました。1度目は震度5強を長野県大町市で、震度5弱を長野市で観測し、2度目は両市で震度5弱を観測しました。
20日(月)には三陸沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。震度5強を青森県階上町で、そのほか青森県から宮城県で震度5弱を観測し、北海道・青森県・岩手県に津波警報が発表されました。2022年12月の運用開始以来、2度目の「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
27日(月)は、北海道十勝地方南部を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生し、浦幌町で震度5強、新冠町で震度5弱を観測しました。
今月(4月)は、今日29日(水・祝)13時30分までに全国各地で最大震度5弱以上の地震は5回発生しました。
北海道・三陸沖後発地震注意情報の呼びかけ期間は、4月27日(月)で終了しましたが、国は大規模な地震の可能性がなくなったわけではないとして、今後も地震への備えを進めるようよびかけています。
●山林火災が相次ぐ
4月に入り、山林火災も相次いています。中でも、22日(水)には岩手・大槌町で、26日(日)には福島県喜多方市で山林火災が発生しました。
岩手・大槌町と福島・喜多方市では、ここ72時間(29日14時まで)で10ミリ以上の恵みの雨が降りました。
春は山林火災が多く発生します。強風と乾燥という気象条件に加え、ハイキングや山菜取りなど山に入る機会が多くなるのも原因のひとつです。総務省消防庁によると、出火原因の半分以上が、「たき火」「たばこ」「火入れ」など、人による火の取り扱いによる不注意や不始末によるものです。
山火事に限らず、身近な火の取り扱いにも引き続き注意が必要です。
●5月スタートは大雨や強風に注意
5月スタートは、関東~北海道にかけて、大雨や強風に注意が必要です。
明日30日(木)~5月1日(金)にかけて、低気圧が発達しながら本州付近を北東へ進み、2日(土)には北海道の東へ進む見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東~北海道の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかる所があるでしょう。沿岸の地域を中心に風も強まり、横なぐりの雨になる所もありそうです。大型連休で移動が増える時期です。交通機関の情報などは、こまめにチェックして下さい。
【各地の大雨ピーク時間帯】
関東は、西からまとまった雨雲がかかってくるのは30日(木)午後からです。大雨のピークは5月1日(金)午前で、明け方~朝は沿岸部を中心に風も強まり、横殴りの雨となるでしょう。雨は5月1日(金)の夜まで降りやすいでしょう。
東北は5月1日(金)の昼前から雨で、夜~2日(土)未明にかけては雨脚の強まる所があるでしょう。雨は2日(土)昼頃にかけて続く見込みです。
北海道は、5月1日(金)午後~2日(土)昼過ぎにかけて雨が降るでしょう。1日(金)夜遅く~2日(土)未明にかけては、釧路など道東を中心に、警報級の大雨のおそれがあるため注意が必要です。
大きな地震があった地域では、地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。
●大雨の時に危険な場所
実際に大雨が発生したら適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によってドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。











