乾燥が気になるこの季節。前回に引き続き、家電のプロであるヤマダデンキのスタッフさんに、『加湿器はいつから使う?』『加湿器はどこに置く?』『家電のプロが選ぶ!今年オススメの加湿器』の3つについて教えていただきました。


加湿器はいつから使う?

ここのところ乾燥が気になってくるようになりましたが、加湿器を使い始める「乾燥した時期」とはいつからいつまででしょうか。
気象の世界では相対湿度が50%を下回ると「乾燥している」と表現しますが、大体11月の今の時期から乾燥している日が増えてきます。

2021年の東京の最小湿度が50%未満の日数をまとめたグラフを見てみると、たしかに、10月から11月にかけて、ぐんっと乾燥している日が増えています。冬のイメージの強い加湿器ですが、春を迎える4月ごろまで活躍するのです。


加湿器はどこに置く?

加湿器を置く場所に悩んだことのある人もいるのではないでしょうか。置き場所には3点のポイントがあります。

①エアコンやヒーターの風が直接加湿器に当たらない場所
エアコンやヒーターの風が加湿器にあたると、センサーが誤作動してしまう可能性があります。エアコンが加湿器の空気を運んでくれるように、エアコンの下などに置くと良いです。
②窓や壁から離れた場所
壁際に置くと、水蒸気によって壁にカビが生える可能性があります。窓の近くは、空気が冷えやすい場所なので、せっかく加湿器で温めた空気が結露となってしまう可能性があるので注意です。
③加湿器の水蒸気が直接肌に当たらないような場所
一時的には顔が潤うものの、肌についた水蒸気が蒸発するときに肌の水分までもっていってしまうので、余計に乾燥してしまうのです。

以上3点に気を付けて、最適な場所に設置するようにしましょう!


家電のプロおすすめの加湿器

売り場だけでも30種類もの加湿器があり、選ぶのが難しいですよね。大島さんに今年おすすめの加湿器を聞いてみました。

1つ目はハイブリッド式のバケツ付きの加湿器。給水がしやすいのが最大のポイントです。エコモードがついているので、電気代削減にもおすすめです。
もう1つのおすすめがポットのような形のスチーム式の加湿器。間口が広く、お手入れのしやすさが何よりのポイント。加熱をするので除菌した蒸気が出るのもうれしい点ですね。

何気なく選んでいた加湿器。今年ご購入の予定がある方は、しっかり自分にあったポイントを押さえて、選んでみてください。


動画解説:石榑亜紀子
協力:ヤマダデンキ テックランド練馬本店 大島拓也さん