登山中の休憩時に、大活躍するマグカップ。コーヒーやお茶を飲む時に使用するのが一般的ですが、いつもと少し視点を変えて、登山飯用の調理アイテムとして取り入れるのも大変おすすめ。

マグカップを料理に活用することで、ほぼ放置で簡単に仕上がると共に、そのまま器として使えるので荷物を減らすことにも繋がります。

中でも今回は、完全栄養食の“卵”を取り入れたマグカップレシピを3種類ご紹介します。

一石二鳥なマグカップレシピをピックアップ。

一石二鳥なマグカップレシピをピックアップ。


栄養たっぷり。『ほうれん草とツナのココット』

山頂に居ながらカフェ気分を楽しめる★『ほうれん草とツナのココット』のレシピです。

使用する野菜は冷凍ほうれん草以外にも、冷凍ブロッコリー・ベジタブルミックス等も包丁要らずで、タッパー等に入れて持ち運びしやすいのでおすすめです。

~ほうれん草とツナのココットの作り方(2人分)~
<材料>
・冷凍ほうれん草 100g
・ツナ缶 1缶
・卵 2個
・マヨネーズ 大さじ2
・塩胡椒 適量

<作り方>
(1)マグカップに自然解凍済みのほうれん草と、油を切ったツナ缶を入れます。
(2)1にマヨネーズ・塩胡椒を加え、スプーン等で混ぜ合わせます。
(3)マグカップの中央部分に卵を割り入れ、アルミホイルで蓋をします。
(4)クッカー等の調理器具に3を乗せ、底から2cm程度の水を入れたら中火にかけます。
(5)沸騰したら弱火に切り替え、卵が半熟になるまで3分程度加熱したら完成です。

卵黄を絡めながら召し上がれ。

卵黄を絡めながら召し上がれ。


まるで料亭の味♪『あさり缶と青さの茶わん蒸し』

冬登山に最適な一品!『あさり缶と青さの茶わん蒸し』のレシピです。1の工程であさり缶を入れる際は、汁ごと使用するようにしましょう。

また、火が強すぎると茶わん蒸しの表面や内部にブツブツとした穴が開いてしまうため、弱火でじっくり加熱するよう注意して下さい。

~あさり缶と青さの茶わん蒸しの作り方(2人分)~
<材料>
・あさり缶(水煮/130g) 1缶
・青さ ふたつまみ
・卵 2個
・水 170ml
・醤油 小さじ2

<作り方>
(1)ジップ付きのポリ袋に全ての材料を加え、外側から揉み込んでよく混ぜ合わせます。
(2)マグカップに1を加え、アルミホイルで蓋をします。
(3)クッカーに2を乗せ、マグカップの半分程度の高さまで水を注ぎ入れて火にかけます。
(4)沸騰したら弱火に切り替え、10分程度加熱します。
(5)10分経過したら火から下ろし、更に10分間余熱で火を通して完成です。

心に染み渡る美味しさ。

心に染み渡る美味しさ。


ふわとろ食感がたまらない。『パンプディング』

登山中はエネルギーを大量に消費することから、普段はあまり甘いものを食べない方も無性に甘いものが食べたくなることはありませんか?

こちらのパンプディングは糖質と同時に、たんぱく質・ビタミンもチャージできるのでスタミナの維持をサポートし、疲労回復を促進する効果が期待できます。

~パンプディングの作り方(2人前)~
<材料>
・食パン 1枚
・卵 2個
・牛乳 1カップ
・砂糖 大さじ4
・冷凍ミックスベリー 適量

<作り方>
(1)ジップ付きポリ袋に卵・牛乳・砂糖を加え、外側から揉み込んでよく混ぜ合わせます。
(2)ひと口大に切った食パンをマグカップを加え、1を注ぎ入れます。
(3)クッカーに2のマグカップを乗せ、底から2cm程度の水を入れます。
(4)マグカップにアルミホイルで蓋をし、強火にかけます。
(5)沸騰したら弱火に切り替え、10分程度加熱します。
(6)仕上げに自然解凍済みのミックスベリーを散らして完成です。


【参照】
アリナミン
味の素株式会社

スイーツを食べて糖分補給。

スイーツを食べて糖分補給。

卵は、歩いている時の振動や、リュックの中で他の荷物とぶつかることで割れてしまう心配があるため、登山に卵を持って行ったことが無いという方も多いかと思いますが、最近では衝撃から守ってくれる『エッグホルダー』等のアウトドアシーンに最適な便利グッズも販売されています。

登山飯に卵を取り入れるとバリエーションも一気に広がるのでそのようなグッズも上手く活用してみて下さいね。

マグカップの可能性は無限大♪

マグカップの可能性は無限大♪