日照時間の長い都道府県の順位は年によって異なります。2023年は関東や東海の県が上位に多く浮上していましたが、2024年10月時点では高知県や和歌山県、東海の県が上位に浮上しており、関東の地名はありませんでした。そんな年によって変わる中で、静岡県は安定して日照時間の長い県でした。


晴れの国岡山とは?

晴れの国岡山とよく耳にしますが、実は岡山は「晴れの日が多い」のではなく「降水量1ミリ未満の年間日数」が一番多い、すなわち雨の降る日が少ない県なのです(平年値)。今回は最も晴れを体感できる「日照時間が長い都道府県」はどこなのか、調査していきます。


2023年の日本一晴れる都道府県はどこ?

2023年の累積日照時間を表した地図を見てみると、関東や東海で日照時間が長くなりました。九州は晴れの日数が多いイメージがあったのですが 、1年間の日照時間となるとそこまで多いわけではありません。このデータから2023年の晴れの国を決めるとなると、埼玉県や山梨県、静岡県となりそうです。


2024年の日本一晴れる都道府県はどこになりそう?

2024年1月から10月時点までの累積日照時間を表した地図を見てみると、高知県や和歌山県、東海地方で日照時間が長くなりました。2023年に日照時間の長かった関東は、そこまで日照時間が長くありません。10月末時点でのデータから2024年の晴れの国を決めるとなると、高知県や和歌山県、静岡県となりそうです。


日照時間の平年値を見てみると?

日照時間の平年値 を見ても、静岡県や山梨県の日照時間の長さが目立ちました。これらのデータのみで判断するのであれば「晴れの国」は静岡県になるでしょう。静岡県は2023年、2024年、平年値で見ても、安定して日照時間が長そうです。晴れの国を決める基準は他にも様々ありますが、あくまでも参考程度に楽しんでみてください。

動画解説:植田純生