民泊WiFi 徹底比較でわかるおすすめの民泊WiFi3選 料金・スペック・デメリット

民泊ホストにとって、必ず用意しなければならない民泊WiFi。民泊のメイン世代はミレニアム世代ともいわれインターネット環境を欠かすことはできません。

速度制限、月額料金、デバイス、バッテリーなど様々な観点からもっともコストパフォーマンスの優れた端末を選ぶ必要があります。

民泊WiFiを探している宿泊オーナー向けに、宿泊体験の満足度を高める民泊WiFiを料金プラン、スペック、デバイスなど様々な角度から明らかにしていきます。

 

結論:Airstairがおすすめする民泊WiFiとは

民泊向けに提供する部屋の民泊WiFiをお探しの方で、特にこだわりがないのであれば、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』がおすすめです。月額料金をできるだけ下げたいとお考えの方は、スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』が最安値で購入できます。

ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』がおすすめの理由として、データ容量が無制限である点、端末がシンプルかつバッテリーが大容量である点が挙げられます。

データ容量無制限
他社の民泊WiFiでは、幾分かの速度制限があるため発生頻度としては高くはないもののインターネット環境でゲストに不便を強いる可能性があります。
端末がシンプルで操作がわかりやすい
ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』の端末は最新機種ではないものの、ボタンは電源ボタンしかなく非常にシンプルで、説明いらずで誰でも簡単にインターネットにつなげられます。
バッテリー容量が大きく、レビュー評価アップの可能性も
ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』の端末は、端末自体は他社に比べると大きいものの、バッテリー容量が大きく、連続通信時間は約18.5時間にも。1回充電すれば1日まるまる使えるのはゲストにとって便利です。

 

民泊WiFiサービス比較一覧表

ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』、ファミリアリンクの『famifi』、スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』のサービス内容を比較すると以下のようになります。『民泊WiFi』は速度制限がないほか、連続通信時間も約18.5時間と最長であることが魅力です。

価格面では、スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』は、民泊WiFiの提供企業3社の中で唯一「最安値保証」を用意。契約から1ヶ月以上利用し解約した際までの「総費用」が他の民泊WiFIと比較して最安値であることを約束しています。(ただし、端末紛失時の保証がないことに注意)

価格面のみで選ぶなら『SPACE Wi-Fi』となりますが、WiFiの通信環境は民泊施設の評価へも結びつく重要項目です。総合的には、原則として速度制限のない『民泊WiFi』でゲストに快適なWiFi環境を提供するのが総合的に民泊全体の収益向上への貢献可能性があることも忘れてはなりません。

ジェイピーモバイル
『民泊WiFi』
ファミリアリンク
『famifi』
スペースエージェント
SPACE Wi-Fi』
キャリア Softbank 国内複数キャリア WiMAX
Softbank
使用機種 ZMI
Battery Wi-Fi MF855
複数 Speed Wi-Fi NEXT W04
Mobile Wi-Fi E5383
通信速度 下り最大 187.5Mbps 下り最大 440Mbps 下り最大 440Mbps
対応エリア最大 708Mbps
速度制限 速度制限なし 速度制限なし※
※3日間10GBで制限
速度制限なし※
※WM:3日10GBで6時間制限
SB:1日3GBで当日制限
連続通信時間 約18.5時間 不明 WM:最大約10.5時間
E5383:最長約13時間
月額費用 3,480円※
※サポートパック付 3,980円
3,980円
※最大2ヶ月 2,480円
3,480円
初期費用 0円 0円 0円
契約事務手数料 4,000円 3,000円 0円
解約事務手数料 3,000円 5,000円 0円
端末保証料金 月額500円 月額500円 保証なし
保証未加入時の
紛失・破損支払金
20,000円 10,000円 10,000円
最低契約期間 なし なし なし

これらは実際に、それぞれの民泊WiFiと比較しながら、次章以降で詳しくご紹介します。

 

民泊WiFiかポータブルWiFi、おすすめは?

これまでの章では民泊に特化したWiFi3社を中心にご紹介してきましたが、個人として利用できるポータブルWiFiに目を向けると様々な機種やサービスがあります。

民泊に特化したWiFiとして販売されているものよりも、ポータブルWiFiとして販売されているもののほうが機種やサービスとともに多いため、こちらの方がよいのではとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこのようなポータブルWiFiは、民泊用には開発されていないことから不都合や生じたり、宿泊客からのレビューが悪化するなどの可能性が高いことからおすすめしません。実際に問題となる可能性が高いのが、「速度制限」と「契約期間」「紛失・故障時の対応」「端末操作」です。

 

直近3日間の通信制限

一般的なポータブルWiFiでは「○日間で○GBの制限がかかる」という速度制限がかかるのが一般的です。実際に、UQ WIMAXでは「直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計)」の速度制限がかかります。

たとえばあるゲストが3日間に10GBを超えるデータ利用を行いチェックアウトした場合、次にチェックインするゲストは通信制限のかかったWi-Fiを利用しなければなってしまいます。

民泊施設の必需品とも言えるWi-Fiが、チェックアウトしたゲストの利用超過による通信制限で次のゲストが使えなくなってしまえば大問題です。インターネットに接続できないという問題は、ホストにとって重要なレビューや評価スコアに悪影響を与えてしまう可能性すらあります。

一方で、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』には原則としてこのような通信制限がなく、インターネットに接続できないという問題でトラブルが起きる可能性はなくなります。

 

撤退することになった場合の違約金

万が一、民泊から撤退することになった場合、一般的なポータブルWiFiでは契約満了前の解約の場合には違約金が発生する場合が多いです。

例えば、UQ WIMAXの「UQ Flat ツープラス(2年/3年/4年)」「UQ Flatツープラス ギガ放題(2年/3年)」プランでは、最大で19,000円の契約解除料が発生します。

スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』では、初期費用、契約事務手数料、解約事務手数料もかからず、発生する費用は月額利用料金(3,480円)のみ。急遽、民泊から撤退することになっても違約金は発生せず完全に無料で解約することができるのです。

 

紛失・故障した場合の代替端末の手配

一般的なWi-Fiをゲストが紛失したり故障させた場合、新しい代替端末を用意しなければなりません。紛失しても困らないよう予備にもう1台契約するという手もありますが、ランニングコストがかさんでしまうためあまり良い方法とはいえません。

一方で、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』では、電源が入らない場合などの自然故障の場合は無料で最短当日発送してくれるため、故障してもすぐに代替端末を用意できるというメリットがあります。

 

端末操作でゲストが設定変更

民泊WiFi選びで、意外な盲点となるのが端末の操作性です。一般的なポータブルWiFiは個人で利用することを目的としていることからWiFiルーターを操作することでご自身で利用する用に設定変更できます。

しかし、このように自由に設定変更ができてしまうポータブルWiFiをゲストに貸し出すと、日本語が読めないゲストがわからないまま端末を操作し、インターネットに接続できなくなるなどのトラブルが発生する可能性が高くなります。

またSIMカードをポータブルWIFIから抜いて自分のスマートフォンに入れて利用しようとするゲストも少なくありません。このように一般的なポータブルWiFiでは様々なリスクがつきまといます。

一方で、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』で提供される端末は、最新端末というわけではないものの電源ボタンが1つしかなく非常にシンプルな端末です。

ゲストが端末の設定を変更することができず簡単にSIMカードを抜くことができないようになっていることからインターネット関連のトラブルを極限まで減らすことができるのです。

 

おすすめの民泊WiFi|3つのポイントで徹底比較

WiFiの選び方には、「価格で選ぶ」や「端末で選ぶ」「通信速度で選ぶ」など様々な選択肢があります。WiFi各社はそれぞれ強みと弱みがあるので、重視したいポイントにあう民泊WiFiを選ぶのもおすすめです。本章ではそれぞれの項目別に強いWiFiをご紹介していきます。

価格で選ぶWiFi「SPACE Wi-Fi」

料金面で比較すると、もっとも安く導入できるのはスペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』です。他の民泊WiFiでは解約時にも3,000円〜5,000円の事務手数料が契約時と解約時に発生しますが、『SPACE Wi-Fi』は一切かかりません。

つまり、『SPACE Wi-Fi』は月額使用料である3,480円を支払うだけで契約することができるのです。月額料金だけではなく、事務手数料などを含めたコストトータルでお得に利用したいとお考えの方におすすめのサービスです。

ジェイピーモバイル
『民泊WiFi』
ファミリアリンク
『famifi』
スペースエージェント
SPACE Wi-Fi』
月額費用 3,480円※
※サポートパック付 3,980円
3,980円
※最大2ヶ月 2,480円
3,480円
初期費用 0円 0円 0円
契約事務手数料 4,000円 3,000円 0円
解約事務手数料 3,000円 5,000円 0円
端末保証料金 月額500円 月額500円 保証なし
保証未加入時の
紛失・破損支払金
20,000円 10,000円 10,000円
最低契約期間 なし なし なし

 

端末のスペックで選ぶWiFi

WiFi各社から様々な機種が提供されているため、端末から契約先を決めることも可能です。『famifi』では端末の選択はできませんが、スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』では提供機種2機種の中からどちらかお好きな端末を選ぶことができます。(ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』では1機種のみ選択可能。)

ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』のBattery Wi-FI- MF855は、7800mAhの大容量バッテリー搭載。USB2.0も搭載されているため、外出中に充電しながらインターネット接続を行うこともできます。

スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』で提供されている端末は、Speed Wi-Fi NEXT04(2017年2月発売)・Mobile Wi-Fi E5383と比較的最新機種の端末となっています。

スペック比較 『民泊WiFi』
Battery Wi-Fi MF855
『SPACE Wi-Fi』
Speed Wi-Fi NEXT04
『SPACE Wi-Fi』
Mobile Wi-Fi E5383
メーカー ZMI HUAWEI HUAWEI
重さ 約235g 約140g 約 120g
外形寸法(mm)  約 H75 × W102.2× D22.3mm 約 H130 × W53× D14.2mm 約 H58 x W95 x D16.4mm
連続通信時間 約18.5時間 最大約10.5時間 最大約13時間
接続可能台数  8台  10台 10台
通信速度 通信速度 下り最大440Mbps
ハイスピードエリア:708Mbps
下り最大300Mbps

 

通信速度と速度制限で選ぶWiFi

通信速度で民泊WiFi各社を比較すると、対応エリア下り最大708Mbpsのスペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』が通信速度が最も早いことがわかります。通信速度は速いものの、WIMAXでは3日10GBで6時間制限、SoftBankでは1日3GBで当日の速度制限がかかることに注意が必要です。

一方で、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』の場合、下り最大 187.5Mbpsと他社と比較すると見劣りするものの、3日間で○GBのような速度制限はなく、速度に関してもWebブラウジングやYouTube動画再生などの使用ではほとんど大きな差はないため、『民泊WiFi』がおすすめです。

ここでは通信速度に関して比較しましたが、最大速度はあくまでも理論上の数値で、実使用速度を示すものではないという点は注意しておくとよいでしょう。

ジェイピーモバイル
『民泊WiFi』
ファミリアリンク
『famifi』
スペースエージェント
SPACE Wi-Fi』
キャリア Softbank 国内複数キャリア WiMAX
Softbank
使用機種 ZMI
Battery Wi-Fi MF855
複数 Speed Wi-Fi NEXT W04
Mobile Wi-Fi E5383
通信速度 下り最大 187.5Mbps 下り最大 440Mbps 下り最大 440Mbps
対応エリア最大 708Mbps
速度制限 速度制限なし 速度制限なし※
※3日間10GBで制限
速度制限なし※
※WM:3日10GBで6時間制限
SB:1日3GBで当日制限

 

民泊WiFiを提供する大手3社を徹底比較

民泊WiFiにはジェイピーモバイルの『民泊WiFi』、ファミリアリンクの『famifi』、スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』の3社がありますが、ホストの皆さんがどの項目を重要視するかでどのWiFiを選ぶべきなのかが異なってきます。本章では重要視項目別にそれぞれのWiFiの良さに迫ります。

 

評価重視ならジェイピーモバイルの『民泊WiFi』

ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』は、速度制限がないことに加え端末のバッテリー容量が大きく連続通信時間も約18.5時間と最長であること、そして故障時の発送が早い点が魅力です。

価格的にはスペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』には劣るものの、速度制限のない快適なインターネット環境を宿泊客に提供できるというメリットがあります。

価格面では少し割高でも宿泊客に満足してもらえるネット環境を提供することで長い目でみれば、レビュー評価も上がり最終的には売上の向上にも貢献できる可能性もあるのです。

自然故障で電源が入らなくなるなどの場合、無料で当日配送してくれることから代替端末をすぐに調達できるというのも『民泊WiFi』のよいところです。

 

料金重視ならスペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』

スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』は、「最安値保証」を用意。2018年1月1日時点でGoogle/Yahooにおいて「民泊 wifi」と検索した際の検索結果上位10件に含まれるすべての民泊WiFiと比較し、契約から1ヶ月以上利用し解約した際までの「総費用」が最安値であるとうたっています。

特にすごいのが契約事務手数料と解約事務手数料がともにかからない点です。他の民泊WiFiでは、契約時には3,000円〜4,000円の事務手数料がかかりますが、『SPACE Wi-Fi』なら無料。また、他の民泊WiFiでは解約時にも3,000円〜5,000円の事務手数料がかかりますが『SPACE Wi-Fi』なら無料で解約できます。

また安いからといってサービス品質が低下しているわけではないのも『SPACE Wi-Fi』の魅力です。通信速度では、下り最大 440Mbps(対応エリア最大 708Mbps)と最速。唯一の欠点と言えば、保証がないため万が一紛失や破損が発生した場合は10,000円かかる点だけです。

価格重視で民泊WiFiを選びたいという方であれば、間違いなく『SPACE Wi-Fi』を選ぶべきであると言えるでしょう。

 

信頼・安心のファミリアリンクの『famifi』

ファミリアリンクの『famifi』の運営元となる株式会社ファミリアリンクは民泊の運営代行サービスで最大級のシェアを誇る企業。民泊の市場成長を担ってきた企業であるため、WiFi以外にも民泊適用保険、インテリアコーディネート、コンシェルジュタブレットなど様々な民泊・宿泊事業者向けサービスを展開しています。

他社のWiFi展開企業は、WiFiサービスがメイン事業であるのに対して、famifiを提供するファミリアリンクはWiFi以外にも民泊をトータルにサポートするサービスも含めて一元化できるのがメリットです。

 

民泊WiFiに関するよくある質問

ここまで民泊WiFiの提供企業大手3社を徹底比較しました。本章では、民泊WiFiに関してAirstairに寄せられるよくある質問に回答していきます。

3日間で10GBの制限はどれくらい?

ファミリアリンク『famifi』とスペースエージェント 『SPACE Wi-Fi』では3日間で10GBという速度制限がかかります。どれくらい使ったら3日間10GBの制限にひっかかるのか、実際に制限をオーバーすることがあるのかについて解説していきます。

WIMAXのページにデータ量の目安についても記載があります。こちらを見ると、Youtube動画(HD高画質)で約13時間視聴すると10GB程度となるようです。つまり1日約4時間、Youtube動画(HD高画質)で3日間見続けると制限にひっかかることになります。

画質 10GB
Youtube(超高画質) 約7時間
Youtube(HD) 約13時間
Youtube(SD) 約47時間
Youtube(低画質) 約83時間

またWiFiルーターは同時接続として8台以上つなぐことができます。多くの人が接続するだけではなく一人が複数台の端末を接続すると、意外と余裕がなくなってしまうこともあります。

3日間10GBの制限でも速度制限が頻繁に起こることはありませんが、大容量のファイル交換などを行わないように宿泊客に注意を促しても、OSアップデートが自動的に作動してしまい意図せず大容量のファイルを扱ってしまうこともあります。

少し高くてもインターネット周りのリスクを極力減らしたいという方であれば、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』がよいでしょう。

 

民泊WiFiを民泊以外の用途で利用可能?

民泊専用WiFiとして販売されている各社民泊WiFiですが、会社によって可能な場合もあります。民泊以外での用途でも認めているのはスペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』とファミリアリンクの『famifi』で、ジェイピーモバイルの『民泊WiFi』では認めていないためご注意ください。

スペースエージェントの『SPACE Wi-Fi』は、一般的なポータブルWiFiとは異なり契約手数料も解約手数料も一切かかりません。民泊用途だけではなく、個人の使用用途としても非常に安く利用できるWiFiであると言えるでしょう。

ジェイピーモバイル
『民泊WiFi』
ファミリアリンク
『famifi』
スペースエージェント
SPACE Wi-Fi』
個人利用 NG
利用用途は「民泊」のみ
OK OK

 

一時的に、短期間だけWiFi契約はできる?

海外出張などに伴い一時的に空き部屋を民泊として貸し出すなど、短期間だけ民泊WiFiを利用したいという場合は、ファミリアリンクの『famifi』で提供されているデイリープランがおすすめです。

デイリープランなら事務手数料無しで数日~数週間の短期利用可能な1日390円で民泊WiFiを契約することができます。13:00までにクレジット決済すると最短翌日レンタル可能。なお、解約時には端末1台につき5,400円(税込)の解約手数料が発生します。

情報提供元:Airstair
記事名:「民泊WiFi 徹底比較でわかるおすすめの民泊WiFi3選 料金・スペック・デメリット