仏トランブレ・アン・フランス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 投資戦略の拡充を目的に、ADPグループ(パリ:ADP)はイノベーション・ハブ・プログラムの一環としてホワイト・スター・キャピタルのファンドに投資しました。この投資は、1億8000万ドルの資金調達の一環として行われました。ニューヨーク、モントリオール、ロンドン、パリに拠点を置く同ファンドは、2015年の設定以来、20社を超える革新的な企業に投資しています。
ADPグループの最高経営責任者(CEO)代理のエドワード・アークライトは、次のように述べています。「スタートアップ企業への直接投資と外部ファンドを通じた投資を柱とする当社の投資戦略は、革新的なプロジェクトを具現化し、支援するための強力なツールとして有効であることが証明されています。2017年3月にイノベーション・ハブ・プログラムを立ち上げてからほぼ1年が経った現在、当社の総投資余力は4000万ユーロに達し、イノベーション・プロセスのすべての段階をカバーするようになっています。当社のこうしたハイブリッド・モデルは当業界では他に例がなく、国際的な大手企業の中でも特に他の空港運営企業が最近、このモデルに対して大きな関心を寄せています。」
ADPグループのイノベーション・ハブ:2つの相互補完的な柱に基づく効果的な投資モデル
この新たな投資は、以下の2つの柱に基づく投資モデルの核となります:
- スタートアップ企業の少数持分を直接取得するための内部資金
- 外部ファンドの購入:この手法により、ADPグループはファンドとの共同投資機会を模索し、他の大手企業との連携によるシナジー効果を見出すこともできます。
これまでに、X-Ange、エライア・デルタ、キャセイ・イノベーションという3つの外部ファンドへの投資がすでに実施されています。この新しいシステムにより、ADPグループは技術に対する認識の幅を広げると同時に、戦略的パートナーとなる可能性のあるスタートアップ企業に的を絞るための補完的な専門的知見を享受することが可能となります。
過去の案件と完全に補完的な投資
ホワイト・スター・キャピタルは北欧、米国東海岸および日本に重点を置いていますが、キャセイ・イノベーションは米国西海岸と中国に照準を合わせており、エライアではフランスへの投資が全体の過半を占めていることから、今回の投資には地理的な補完性があります。
また、対象業界の観点から見ると、ホワイト・スター・キャピタルは小売業界における革新を主要な成長分野と捉えていますが、この分野は、イノベーション・ハブ・プログラムの重点分野の1つであると同時に、ADPグループの戦略的目標の1つでもあります。
さらに、各ファンドは投資対象企業の成熟度という点でも補完性があります。X-Angeとエライアの投資先は創業から比較的日の浅い企業が多く、キャセイ・イノベーションは比較的成熟したスタートアップ企業を支援していますが、ホワイト・スターは、成長の中期段階にある新興企業による国際的な事業展開の加速に対する支援を提供しています。
ADPグループはホワイト・スター・キャピタル・ファンドの取締役会の一員となり、これに伴い同ファンドの意思決定に全面的に関与することが可能となります。
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記事名:「ADPグループがホワイト・スター・キャピタルの投資ファンドへの投資により革新への取り組みを強化」