米フロリダ州コーラルゲーブルズ--(BUSINESS WIRE)---- (ビジネスワイヤ) -- 米国連邦航空局(FAA)は、燃料タンク可燃性低減(FTFR)規定に則り、AerSale®に対してAerSafeTMシステムをエアバス319および320型機(ST04010NY)に設置することを認める改訂版の追加型式設計承認(STC)書を発行しました。
当初エアバス321型機に対して発行されたこの改訂版のSTCは、AerSaleが2018年2月にボーイング767シリーズ(ST03599NY)に対して、2016年にボーイング737 CLシリーズ(ST03589NY)とボーイング737 NGシリーズ(ST02980NY)に対して受けたSTCに続くものです。
AerSaleのIso Nezaj最高技術責任者(CTO)は、次のように述べています。「当社は、AerSafeを拡大してさらに多くの航空機型式を網羅し、世界中の航空会社および運航業者がFTFR規則を順守して大きなメリットを実現できるよう努めてまいります。大幅にコストを削減できて保守もしやすいというAerSafeの利点は、窒素不活性化システムとは比較になりません。AerSafeは6週間未満で入手して、2日以内に設置でき、故障する機械的部品を持っておらず、一度設置すれば保守が不要です。」
エアバス319、320、321型機の中央燃料タンク内の空間を満たすように試験を経て精密に開発されたAerSafeは、燃料の蒸気に引火するおそれのある酸素の量を制限し、火花による爆発を防止します。AerSafeは完全な組み立て済みキットとして提供され、世界中のどの格納庫にも設置可能です。初回設置後は、システムの保守も交換部品も一切不要です。現在、すぐに設置できるAerSafeキットの数量は限られています。大口注文に関しては、窒素不活性化システムの納期が1年であるのに対し、AerSafeは現在60日の納期で対応しています。
FAAのFTFR規定は、ニューヨーク沖でのトランスワールド航空800便の墜落事故を受けて施行されました。連邦当局の調査の結果、この事故はボーイング747型機の中央燃料タンク内で気化した燃料に火花が引火して爆発した結果であることが明らかになりました。FTFR規定では、特にリスクの高い航空機における燃料タンクの引火源および可燃性リスクの低減を求めています。FAAでは、2種類の方法を認めており、1つは窒素不活性化などの可燃性低減策、もう1つはAerSafeのような引火抑制策です。可燃性の高い燃料タンクを搭載し、米国内で、または米国を到着地として運航されるすべての旅客機に、こうしたシステムの搭載が義務付けられています。
AerSaleについて
10周年を迎える世界的な航空リーダーのAerSaleは、中古航空機、エンジン、部品の販売、リース、交換のほか、商用航空機と部品のために広範な保守・修理・整備(MRO)やエンジニアリングのサービスを提供しています。AerSaleは、耐用年数を経た航空機やエンジンの所有者に、資産管理サービスも提供しています。フロリダ州コーラルゲーブルズに本社を置くAerSaleは、米国・欧州・アジアで営業所と業務を維持しています。
詳細については、当社のウェブサイト(www.aersale.com)をご覧になるか、電話(305-764-3200)または電子メール(media.relations@aersale.com)でAerSale Media Relationsまでお問い合わせください。
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原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20181204006021/en/
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情報提供元:
記事名:「FAAが新たなエアバス航空機用AerSafeを燃料タンク可燃性低減規定に従って承認」